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【田中圭一 著】全ての鬱病に悩む人へ”うつヌケ”を読んでほしい【レビュー】

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3年ほど前でしょうか

仕事で心が折れ、心療内科に通い続けた魔の1年間があります。その時は医者にも「鬱病」とは直接は言われませんでしたが1ヶ月半の休職をすすめられ「不安障害・パニック障害」と診断されました

 

いやぁ、驚きましたよね

 

まさか自分がそんなことになってるなんて思いもしなかった訳ですから。この時は自分の中で原因が「仕事」だと確信していたので、これを機に転職活動を開始しました

一刻も早く、この状況から脱出しないといけない!って思ったんですよね

そういった意味では、まだ「考える力」があるうちに脱出できて良かったなぁって感じます。あのまま心に鞭を打って勤め続けたら一体どうなっていたんだろうと震えます

 

そのまま転職して、この時に比べると心身ともにかなりマシにはなったものの、不意に「謎の不安」に襲われることは今でもあります

この不安が来ると1日中動悸が止まらなくなり、とにかく不安な気持ちになってしまうので、顔は死体みたいに覇気がなくなりますし、笑顔が消えます

 

それでも今ではだいぶ回復していますので、波はあるものの上手くいってるのではないかぁと思います

で、その時ってどうやったら治るんだろうとか、死にたいとか色々調べるんですけど書いてあることって大体同じことでどこかリアリティがないんですよね

とにかく人ごとのような誰にでも当てはまる自己啓発が書いてあるだけ

 

それが自分にハマれば素晴らしんですが、そんなことって稀だと思います。現に僕は自己啓発をかたっぱしから読みましたがはっきりいって時間の無駄でした

だってそこに「リアル」がないんだから当たり前ですよね。鬱が発症するケースって人によって原因は様々ですし人から見たら「そんなことで悩んでいるの?」って問題でも本人からしてみれば死活問題レベルな訳です

うつヌケを読んでみて

「今までにない」って思ったのが率直な感想です

というのも、これまでに読んだ本はこうしたら良い、こういう考え方が良いっていうような無理やりポジティブシンキングに持ってったり、「鬱」を一括りにまとめて誰にでも当てはまるような大雑把な解決法を書いてあるものばかりだったんですよね

人によって原因も症状も違う訳ですから当てはまるわけがないんですよ

まぁその時は「何かヒントがあるかも」って探して探して探しまくるわけですが、当然見つからないですよね

 

この「うつヌケ」は田中圭一さんという方が、自身の”うつヌケ”と実際にうつヌケした17人のエピソードが漫画形式で描かれています

この漫画形式っていうのもポイントで、活字と違ってとにかく読みやすいです。また17人の職種や年齢も違う「17人の鬱から脱出したケース」を知ることができます

あぁ、この人はこうやって脱出したんだ、こんな辛い経験をしてきたのにうつヌケすることができたんだって客観的に読めるので心の浸透率が全然違いました

実際に23万部も発行されているベストセラーですし、売れている理由も納得がいきます。だって内容が新しいから

自己啓発本を手当たり次第に読んでいる暇があったら、これ一冊を読むべきだと強く言えます

鬱になった理由


参考:田中圭一著 うつヌケ

 

これは僕にはスッポリと当てはる内容でした

当時の僕は好きでもない仕事で、子供みたいですが生きるためにイヤイヤ働いていました。そこで僕を苦しめたのは仕事内容はもちろんですが、会社の社風にありました

僕は”超”がつくほど内向的な人間です

しかし、この会社は”超”がつくほど体育会系でした。もっと言えば外交的な人間が非常に多い会社だったんです。

そこで飲み会なんて行った日には無茶振りをさせられるは、どんなに仕事が押しても「仕事だから頑張って終わらそうぜ!」なんて言って残業を強いられる日々。(当然残業代も出ません)

 

しかしせっかく入社した会社ですし、まだ慣れていないだけ、自分の頑張りが足りないだけと気合いで乗り切ろうと頑張っていましたが、ある日、心が折れましたよね

体が鉛のように重くなり布団から出られない、会社の自動ドアをくぐる勇気が出ない

いざ出社してもケアレスミスの連発⇨上司に詰められる

こんなんで続くわけなかったんですよね、完全に社畜でした。


参考:田中圭一著 うつヌケ

 

まさにその通りで、日本には「続けることが美徳」「石の上にも三年」などという耐えることを前提とした言葉が数多く存在します

それが正しいかどうかはさておき、一つ言えるのは身体を壊したら終わりだということです。嫌なことを身体を壊してまで続ける理由なんてないですし、逃げることは悪いことではありません

なんのために働いているのでしょうか?

会社のためではないですよね?

それでもこれらの言葉を信じて頑張った先に何があるというのでしょうか

待ってるのは「死」です


参考:田中圭一著 うつヌケ

 

僕はこんな感じで、辛い時期もありましたががまだ動くうちに転職して脱出に成功しましたが今でもこの魔の時期のことが頭から離れませんし、不意にフラッシュバックしてしまいます

そういった意味では完全に「うつヌケ」できてないのかもしれません

 

それでも以前に比べると自然に笑えますし、バカだってできます

いろんな人のケースを見ることができて「自分は十分に頑張った」って今なら言えます。あの時は逃げるように仕事を辞めましたけど本当に正解だったんだなって

それでも踏ん張って頑張った結果、完全に鬱病になった人がたくさんいることを知ることができたからです

うつヌケ:まとめ


参考:田中圭一著 うつヌケ

 

この記事を読んでいるということは完全に鬱にハマっていない人だと思います。まだ考える力が残っている方だと思うので、一度「うつヌケ」を読んでみてください

自分以外のいろんなケースを見てどうやって脱出したのか、何がきっかけだったのか

自分に当て込んで考えることができるので、今より思考の視野は広がるはずです

 

そして今の環境から脱出可能なのであれば今すぐにでも脱出してください

お金のことや家族のことを考えるとなかなか踏ん切りがつかないかもしれませんが、死ぬよりマシですから

個人的にもう少し早く出会いたかった1冊でした

 

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