私が副業(ブログ・アフィリエイト)を始めて早3年。
今年から副業ではなく複業として意識(意識改革)をしていますが、まだまだ本業がなければ生活ができないので、今はまだまだ副業レベルのひよっこの状態です。
独り身であれば、本業を辞めてしまってもGoogleのアルゴリズムで吹っ飛ばされない限りは生活できそうですが「家族を養っていく」と考えると本業を辞めるわけにはいきません。
一時はブログだけで食っていく!みたいに思ったこともありましたが、今の私の現状から見ると余りに現実離れしています。
それに、今でも本業よりは副業(ブログ)の方が収入があるため、本業に対する気の持ち方がめちゃくちゃ楽なんですよね。
すごい贅沢はできないけどちょっとした贅沢ならできる今の現状が、自分の求める働き方にまさにジャストフィットしているんです。
あとは本業の年収UPももちろん、副業(ブログ)の収入だって上げていきたいという気持ちは変わらないですし、私もこれまで転職をして年収を上げてきました。
私の業界(アパレル)は特殊かもしれませんが、転職をせずに大幅な年収を上げることは基本的に不可能に近く、キャリアを積んで次のステップへ移っていくのが定石です。
そんな中、まさに自分の働き方に近い(レベルは違いますが)twitterでちょこちょこ見ていたmotoさんの書籍が発売されるってことで、予約しておいたのです。
本日発売日(2019/8/9)ということで、Amazonさんが早速届けてくれたので、読んでみた感想を残しておきます。
Contents
転職と副業のかけ算:目次
◾️序章:「個人で稼ぐ」サラリーマンが本当の安定を手に入れる時代
・正解のない現代社会を生き抜くには
・個人で稼ぐ力が「安定」を生む
・企業に依存しないサラリーマンになれ
◾️第1章:年収200万円の地方ホームセンターを選んだ理由
・「自分の金は、自分で稼げ」ポケモンを売る小学生
・ゲームの空箱で稼ぐ「転売中学生」
・アルバイトせずに月20万円を稼いだ高校時代
・同級生より「2年早く社会に出る」という戦略
・就活で目の当たりにした「学歴の壁」
・自分を「商品」として売り込む就職活動
・大手企業に入ることは「キャリアの正解」なのか
・年収240万円の地方ホームセンターを選んだ理由
◾️第2章:地方ホームセンターやリクルートで学んだ「成果」に繋がる働き方
・「機会をもらえる環境」で背伸びをする
・未経験でも「挑戦する姿勢」を持つ
・デキる人を徹底的に「マネる」
・「企業を成長させる視点」を持つ
◾️第3章:4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」
1.キャリアに対する根本的な考え方
・上司の評価より「市場価値」に軸を置く
・自分の「仕事の意味」を理解する
・自分の「値段」を把握する
・市場価値を上げる3つのキャリア設計図
①「出世によるキャリア」
②「職種のスペシャリストになるキャリア」
③「業界のスペシャリストになるキャリア」
2.転職活動を始める前に
・転職におけるベストなタイミングとは
・転職活動は「情報量」がモノをいう
・「やりたいことがない人」のキャリアの描き方
3.転職先の選び方
・年収240万円→1000万円を実現した「軸ずらし転職」
・キャリアを想像する思考法
・次にいくべき転職先の「選び方」
4.4度の転職で培った転職活動の「HOW」
・転職エージェントから「自分に合った求人」を引き出す方法
①「求人大量型エージェント」
②「一点押し型」エージェント
③「業界の事情通」エージェント
④「ヘッドハンター型」エージェント
・企業に刺さる「戦略的職務経歴書」の書き方
①相手の「ニーズ」を把握する
②「共通点と類似点」を見つける
③社内評価ではなく「個人でできること」を書く
④自分の「役割」を明確化つ「定量的」に伝える
⑤面接での「ツッコミどころ」を用意しておく
・自分を採用するメリットを打ち出す面接術
①「何ができる人なのか」を伝える
②再現力の高さを証明する
③情報の見方と発信の仕方を考える
5.内定後に大切にすべきこと
・希望年収を叶える「年収交渉術」
・退職交渉に使える3つのカード
6.転職後に持つべき大切な視点
・転職先における「人間関係構築法」
・パフォーマンスを発揮するのは入社3ヶ月目から
・転職に「ゴール」はない
◾️第4章:本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」
・「副業年収4000万円」の内訳
・「本業への余裕」を生む副業の3つのメリット
①自分を売り出す「個のブランド化」
②収入チャネルの増加による経済基盤の確保
③本業における「市場価値向上」への寄与
・個人ブランドを活かした「サラリーマン副業」のやり方
①時間を切り売りする「労働集約型」にしない
②本業や過去経験をお金に換える
③発信するテーマは「リクルート」を見る
④自分が稼ぐ「売り上げ目標」を決める
⑤「転職アンテナ」はなぜ成功したのか?
⑥本業と副業の「時間の使い方」
・Twitterで個人ブランディングから始める
①共感性の高いコンテンツでフォロワーを呼ぶ
②共感してくれるフォロワーを大切にする
③SNSは「万歩計の歩数」と同じ
④フォロワーのフォロワー数も意識する
・副業でお金を稼げない人の特徴
◾️第5章:生涯年収を最大化する生き方
・副業年収4000万円でもサラリーマンを辞めない理由
・転職と副業のかけ算で「1万分の1」の人材になる
・生涯年収8億円をサラリーマンで目指す
・転職と副業のかけ算
◾️おわりに
motoさんってどんな人?
私はTwitterでその存在を知り、ちょこちょこチェックはさせてもらっていた程度ですが、優秀なジョブホッパーであることだけは分かります。
地方のホームセンターで年収240万円からスタートして今では本業1000万円/副業4000万円ですからね。えぐい。
このレベルは誰でもできることではないですが、考え方や行動をマネる事はできます。Twitterのフォロワー数も現時点(この記事の執筆時)で65,459人と完全にインフルエンサーです。
ツイート内容も転職に関することがメインで、新しい考え方や共感できるものが多いので多くの人を惹きつけているのでしょう。
実際、タイムラインに流れてくるとツイツイ見てしまいます。
詳しくどんな人か知りたければ、ツイートを遡って読んでみることをおすすめします。
Twitter→@moto_recruit
「転職と副業のかけ算」はどんな人にオススメ?
ズバリ現状に不満や不安があるけど、どうしたら良いか分からない人にこそ読んでほしい。
一番、心に刺さったのは「株式会社自分」という考え方。サラリーマンなので雇われですが、「株式会社自分」の収入をどこまで上げていけるか?って考え方はこれまで余りしてこなかったので。
私も以前は将来に対して漠然とでかい不安を抱えていましたし、本業の収入だけで結婚して子供を育てることができるのだろうか?と真剣に悩んでいました。
私はアパレル業界ですので、本書のサラリーマンとは少し違うかもしれませんが、基本的には転職していかないと大きく年収が上がることはありません。
今ではやっと本業を「まぁ満足」レベルにまで年収を上げることができ、同時に3年前から副業(ブログ)のおかげもあり、2018年は年収1000万円を突破できました。
数年前までは年収400万円ほどでヒーヒー言っていたのにたった3年で私の生活はガラリと変わったのです。
motoさんと比較すると赤ん坊レベルですが、それでも「転職×副業」をしなければ、いまだに400万円代の給料であることは間違いありません。
少しでも現状を変えたい、お金を稼ぎたいって方は間違いなく本書を読んでおいて損はないです。
これから「個人で稼ぐ力」が必要になるのは間違いない
数年前からあちらこちらで聞く言葉ですが、これはもう間違いありません。
年金制度も崩壊して自分で2000万円貯めてくれと言われていますし、多くの企業で副業・兼業推進の流れもきています。
これまで安定と言われてきた大手企業でさえも40代で早期退職を募っています。
終身雇用性は完全に終わりを迎えている状況で、しかも自分が務めている会社が自分が退職するまで存続しているでしょうか?
本書でも書かれていましたが「自分の会社は大丈夫」と会社にあぐらをかいていては、万が一会社が倒産したり自分がリストラ対象になってしまった時に正直、詰みます。
その時に「自分で稼げれ」ば、不測の事態に焦ることもないですし、冷静に次の行動を考えることができます。
仮に45歳でリストラにあってしまった場合、これまで会社であぐらをかいていた人材に同レベルの給料を支払う会社があるでしょうか?答えは、おそらくありませんし転職先が決まっても給料は下がるでしょう。
そんな未来に遭遇したくはないですが、万が一遭遇しても慌てないように今から準備しておく必要はあると思います。
難しいことを抜きにして、単純にお金を稼ぐってだけで楽しいですし、テンションやモチベーションも上がるので、まだ副業をしていない方は本当に稼げるかどうか確認するためでもいいので始めてみてください。
「転職と副業のかけ算」を読んで今の働き方でいいんだと再確認できた
私は3年前に本当に稼げるかどうかも分からないけど現状から脱出するためにブログを始めました。
ブログを始めた理由は、完全なるブラック企業に心療内科に通いながら薬を飲まないと出社できないレベルまで追い込まれたからです。
「早くこの会社から脱出しないと死ぬ」と本気で思ったんです。そこで私はお金もなかったので、元手があまりかからないブログ・アフィリエイトに目をつけたわけです。
これと同時に転職活動もスタートさせました。ブログは毎日毎日書きましたし、毎日毎日エージェントとやり取りをしました。
今思えばですが、人生の中で一番足掻いたのはこの時だと思います。
転職活動は3ヶ月ほどで無事に終わり、転職理由はマイナスなものでしたが、これまでの経歴を評価していただき、年収120万円ほどUP。ブログの収入は1年ほどほぼなしという状況。
それでも2年目からは徐々に成果が出だし、最高で月/70万円ほど稼げるまでになりました。(今は絶賛降下中・・・)
今でも少なくはなりましたが毎月副業で数十万円は稼げていますし、本業の方でも新しいことに挑戦させてもらってるので、着々とキャリアは積めていると実感できています。
本書を読んで、規模は違えど「間違ってなかった」と背中を押された感覚なので、これまで通り自分の考えのもと進んでいくだけです。
まとめ:「これから」のサラリーマンの働き方を知りたければ読んで損なし
会社に雇われてはいますが「株式会社自分」という考えのもと、自分の収入を最大化できるように日々積み上げていくだけです。
本業だけでなく副業、さらに転職活動なんて正直そんな時間ないって思う方も多いでしょう。正直、時間はありません。笑
けど現状を変えるには、今まで通り何もしなければ絶対に何も変わらないということ。これは間違いありません。
もし私が、ブラック企業で病院送りにされてもその会社にしがみつき、絶対にこの会社を辞めてやるんだという強い意識のもとで転職活動と副業を始めなければ、今もあの時のままです。なんなら鬱病になっていたと思います。
なんでもそうですが、「最初の一歩」ってとても勇気が必要です。
勇気がいるのは転職も副業を始めるも同じです。私はこれまでに4回ほど転職してきましたが、毎回勇気を振り絞りました。
そのビビってる背中をポンっと押してくれるので、スグに「株式会社自分」を設立して、株式会社自分の収入を上げるように行動してみてはいかがでしょうか?