私がラグジュアリーブランドに転職して3年が経過し、4年目に突入しました。
責任ある仕事も任されるようになりましたし、人間関係も良好ですし、仕事もそれなりに楽しんでやってます。
私がラグジュアリーブランドに転職するきっかけを作ってくれたクリーデンスのエージェントさんには今でも感謝しています。
Contents
ラグジュアリーブランドに転職してから「3年」は本当にあっという間だった
毎日毎日あっという間に過ぎ去っていきます。
最初は全然仕事を覚えられないし、お客様にはキレられるし散々なスタートだったのですが、気が付けば自分ではなく部下などのミス以外で謝ることはなくなりました。
最初がボロカスだったこともあり「先を見る力」が異様に鍛えられ、自分で言うのもアレですが、リスクヘッジがめちゃくちゃ上手になったと思います。
悪く言えば「臆病」な訳ですが、言葉選びや相手の表情などを汲み取って常に「先手」を打てるようになったのは、私にとって大きな収穫だと感じています。
アパレル販売員の方はご存知の通り、アパレル業界には繁忙期と閑散期があります。
この記事を書いている今(11月)はまさに繁忙期にあたります。
繁忙期に入ると、忙しさは半端ないですし冬物になると客単価も上がるので、1年の中で最も大きな売上げを作ることができる反面、忙しさに忙殺されてしまう時期でもあります。
こんな感じで本当に気付けば「3年」経っていた訳ですが、こうやって振り返ってみると、ここは自分の中で成長できたな、というポイントがいくつか出てきました。
3年働いて身についたと実感できるスキルは3つ
私がこの3年間で胸を張って得ることができたといえるスキルは下記の3つです。
私が3年間で学べてよかったと感じるのは以下の3つです。
- 顧客様との継続的な関係作り
- お客様に合わせたリスクヘッジ
- メモを残す大切さ
どれも簡単なようで難しいです。
この3つの項目ってアパレル販売員以外のあらゆるビジネスで共通することだとも思うので、私は今のタイミングで身につけることが出来て良かったと心底感じています。
顧客様との関係性はラグジュアリーブランドでしか学べないと思った
最初に、私は古着屋でのバイトに始まり、セレクトショップで経験をし、ラグジュアリーブランドに転職しています。
ラグジュアリーブランドに転職して古着屋さんやセレクトショップとの一番大きな違いを感じたのは「顧客様」の存在です。
古着屋さんやセレクトショップでも「顧客」という概念はありましたが、そこまで重要視されていませんでした。(私がいた当時は)
たまたま話が合い、ちょこちょこ来てくれるお客さんはいましたが、こちらから何かアクションを起こして来てもらうって訳ではなくてお客様が「勝手に」私に会いに来てくれてました。

リカルド
今思えば最高のお客さんだな・・・
しかし、ラグジュアリーブランドに入ってからは、常に自分からアクションを起こしてお客さんと信頼関係を築けるよう努力が必須になって来ます。
- DMを書いたり
- 購入後、不備はないか連絡入れたり
- シーズンの立ち上がりに招待の連絡をしたり
- 好みを把握しておいて入荷したら連絡を入れたり
一回接客して「終わり」ではなく継続的に関係を維持する努力が必要になります。
私は苦手な人にはそもそもアプローチしないですし、共通点や話が合うお客様にターゲット(といえば失礼ですが)を絞り、自分とお客様がどちらも楽しめるように意識していました。
ここまで「顧客様」を大事にして成長させてもらっているっていう感覚は古着屋さんでもセレクトショップでも経験できなかった事なので「継続的な関係を作る」と言う視点は私にとって非常に大きな収穫だといえます。
継続的な関係作りってビジネスにおいて大事ですし、この仕事をいつか辞めてもきっと役に立つスキルだと思っています。
接客・対応に対するリスクヘッジが異常についた
当時は「正論」を話すことはできたのですが、お客様に正論をそのまま伝えることで「どう捉えるか」まで考えることが出来ていなかったんですね。
そこで「なんだこいつ生意気だな」的に思われてしまうことが多く、そこから接客クレームになってしまう事が何度かありました。
今では私がこのセリフを言えばどうなるのか?をすぐさま何通りも想定する力が身につきました。
このお客様だったらこう言った方がいい、先にこれを伝えておこう、など先手が打てる力が身についた事も大きな糧だと思っています。
リスクヘッジといえば聞こえはいいかもしれませんが、全て「自分を守る為」に身につけたスキルです。
誰だって怒られたくないですからね。笑
スケジュール管理(メモ)をちゃんとつける習慣が身についた
これまではブランドと自分のスケジュールだけ分かっていれば問題がなかったので、メモ自体あまり必要ではありませんでした。(業務的なのは別)
お客様の予定を把握しておくためスケジュール管理は徹底しておかないといけないので、嫌でもスケジュール管理をする必要が出てきます。
入社当時、配送で承っていたのに、その配送をすっかり忘れてお客様にがっかりされたことがあります。

リカルド
これは最悪の失態でした。
このミスがあったからこそ私はスケジュール管理の重大さを30代にになってようやく気付くことができました。
出勤後と退勤前にスケジュール帳を確認する癖がついたので、今ではそんな失態は犯しません。(当たり前なんですけどね)
また、スケジュールを理解しておけば、仕事の優先順位もつけやすくなります。
仕事の優先順位がつけば、無駄な残業などを減らすことに繋がり、定時で上がる事ができるようになります。
これだけでもやる価値はあると思いませんか?
まとめ:3年間で学べることは多い。しかし本質を学べるかどうかは自分次第
働いていて学べることって沢山あるんですけど、その中で、職種が変わっても仕事が変わっても「役に立つスキル」って結構少ないと思うんです。
この記事では私がラグジュアリーブランドで3年間働いて身に着けることができたスキルの中で特に重要性が高いと感じた3つを紹介しました。
- 顧客様との継続的な関係作り
- お客様に合わせたリスクヘッジ
- メモを残す大切さ
私は考えることが比較的好きなのでこうやって定期的に振り返ったりするのですが、自分の棚卸しってやっぱり大事だと思います。
数ヶ月に一回、職務経歴書を更新する的なのと同じです。
何がダメで何が良かったのか、時間がある時にでも振り返ってみると「お、この経験は自分にとってプラスになってるな」って気付く事ができます。
ここに気がつくかどうかが「誰かとの差」になると私は思ってますし、ここに気が付かないとダメだった時の修正ができませんからね。
少し話が逸れてしまいましたが、私はラグジュアリーブランドで働いた3年間で3つも学べて良かったポイントがあったので、ラグジュアリーブランドで働く方の視点の持ち方の一つとして参考になれば幸いです。