

僕が当時、勤めていた職場の店長がパワハラ・モラハラのオンパレードのスーパー嫌われ店長だったんですね
ただ嫌われてくれているだけだと良かったのですが、特定のターゲットに狙いを定めては潰れるまでパワハラを繰り返すクズ野郎だったのです。この時僕は直接的にターゲットにされていた訳ではないのですが、こんな店長です
飛び火しない日なんてなく、ターゲットではなかったものの毎日苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。ターゲットにされていた人を助ける術も持たず、ただただ話(愚痴)を一緒に聞いてやるくらいしかできませんでした
その時の虚無感ったらこれまでに味わったことのない絶望でしたね。自分の無力さ、縦社会に反発するすべを持たない弱者でした
パワハラ店長を辞めさせた同僚の技
さっそく本題ですが、ここで同僚が使った技はまさに一撃必殺で一発で店長を退職まで追い込んだ、いわば「メガンテ」のような自爆技です
なのでオススメできる方法でもないですし、誰にでもできる技ではないのですが「店長に一矢報いたい」「泣き寝入り」はしたくない
そこまで追い詰められた人だからこそできた技なのかもしれません

彼(同僚)は1年以上にも及ぶパワハラとモラハラに耐え続けたのですが、彼のメンタルはスレッスレのところまで消耗していました
実際、当時かかっていた医師からも休職、もしくは退職を促されており、彼は言いませんでしたが「うつ」にかかっていたのかもしれません
そこで彼は薬を服用しながらなんとか耐えて耐えてきましたが、とうとう会社を辞めることになったのです。しかし彼は「自分が辞める」のはおかしい、「辞めるならあいつだろう」ということで最後の力を振り絞り、通っていた病院からもらった「診断書」を持って会社の上層部に突撃したのです
被害者でも自ら動かなければ会社は動いてくれない
結果的にこの「突撃」によりパワハラ上司のクソっぷりが露わになりパワハラ上司は実質クビという名の自主退職に追い込まれました
この点は会社がコンプライアンスに対してしっかり対応してくれる会社で良かったとつくづく感じましたが、実は会社もパワハラ上司の実態には気がついていたようです。これまでにも当然というべきかそういった声はあったのでしょう
しかし、突撃した彼のように病院が用意した「診断書」という決定的な武器がなかった、いわば「証拠」がなかった為、うまく対処できなかったのです
彼は突撃したのち、しばらく「人間不信」に陥ってしまい休養してしまいましたが、結果としてみんなを苦しめていた「悪魔」を会社から追放させました
彼をここまで追い詰めたパワハラ上司でしたから、突撃する際も相当な「勇気と覚悟」を要したことは大いに予想されます。しかし動かなければ会社は何も動いてくれないのです
当然ですよね、被害者が動かなければそのような「被害」が出ていることを本社の人間は気づかないのですから。いくら口で「パワハラがひどい」と訴えたところで、こういったケースは立件が難しいそうなので「証拠」が必要になるのです
その際に病院から出される「診断書」ほど効力の高い武器はないってことなんですね
ただ耐えているだけでは何も変わらない
これがこの件から得た教訓です。我慢してたらもしかしたら嫌な上司は異動するかもしれない、辞めるかもしれないという謎の希望の元で働かなければなりません
それって結局、自分が「耐える」ための材料でしかなく、叶うかどうかも完全に運任せになってしまいます。ただ単純に嫌な上司くらいのレベルであれば、ある程度自分を変えれば、対応方法を変えればどうにかなるかもしれません
しかし自分が変わったくらいではどうにもならないクラッシャー上司は現実に存在するのです。そういったクラッシャーと遭遇した時に「〜かもしれない」という謎の希望だけではとてもじゃないですが無理です
おそらく突撃した同僚のように精神が先に崩壊するでしょう
彼の場合は、「一矢報いたい」という強い想いがあったからこそ突撃して結果的にパワハラ上司を退職まで追い込みましたので彼以外の周りの人からすれば勇者ですよね
自分を犠牲にしたメガンテを使ったわけですから
周りの人は、僕含めラッキー以外の何者でもありません。他の人がこの突撃から何を学んだかは知りませんが、少なくとも僕は何も力になれず彼一人にきつい役目を負わせてしまったことを今でも不意に思い出してしまいます
個人でなく、職場全体にも影響を与えるクラッシャーに遭遇した場合、ただ「耐える」のではなく職場環境を変えるべく「全員」で動くべきだったと今になってすごく思います
この件があったからこそ、今までイエスマンだった僕が、あまりに理不尽な物言いをする上司やパワハラ上司に対しては噛みつくようになったんです
これは今回の件で学ばせてもらったことですね。「間違っていることには間違っていると言う」時と場合にはよりますがしっかり口に出していくことが大事だと学びました
パワハラ上司は消えてなくなれ
ここまで書いていて思ったことは、そもそもなぜ部下に対してパワハラ・モラハラをするのでしょう。。。と言う疑問です
まぁ一言で言ってもパワハラ上司って種類がいくつかあるのですが僕はマイクロマネジメントをしてくる上司が一番嫌いですね
常に見張られているような感覚で些細なミスや言動で怒ってくるので怒鳴られる方がまだマシじゃないか?って思っちゃいますね
なんで、部下をいじめて退職に追い込むようなマネをするのか不思議で仕方がありません。ちょっとしたミスで出るマイナスなんて、ここまで時間とコストをかけて育てた部下が病気で辞めたり休職してしまう方がよほど大きなミスだと思うのですがいかがでしょうか?
パワハラ上司の考えていることなんてわからないのですが、一体どうゆう神経をしているのでしょうか?
なんでパワハラ上司の気分を伺って言動や発言に対して神経をすり減らさなければいけないのでしょうか
知ってますか?パワハラ上司以外の下の人間は一致団結して、あなたが辞めるか消えるのを首を長くして待っているんですよ。人として終わっていると思いませんか?
そこまでして嫌われたいのですか?
まとめ
現在進行形で苦しめられている方はたくさんいます。おそらくこの記事を読んでいるあなたもどうにかして「パワハラ上司を辞めさせたい」「どうにかしたい」って方達かと思います
今回紹介した方法は本当に心身ともに疲弊した状態で病院から「診断書」をもらって突撃するというメガンテでしたが、実際にそこまでダメージを受ける前に病院に行けばおそらく診断書はもらえるはずです
実際に僕もひどいパワハラにあっていた時期に病院へ行きましたがあっさり休職の診断書をくれましたので参考までに
ですので「実際にボロボロになる前」でも診断書はもらえる可能性が高いので、本気でパワハラ上司を辞めさせたいと願うのであれば、「いつか〜だろう」といった希望は捨てて現実と向き合いましょう
本部は現場を知らないケースがほとんどです。数字しか見てませんのでそういった現状が現場で起こっているなんて考えていない可能性の方がずっと高いわけです
一度でもこういった事例が起こればコンプライアンスに注力してる会社であれば、どんどん会社がよくなる方向に動く可能性だって全然あります
なので泣き寝入りだけは辞めましょう、何も生まれないし何も変わらないですから
一人が心細いのであれば「横のつながりを強化」するのがオススメです。同期でも部下でも立場が近いものなら、そこまでひどいパワハラに対してきっと力になってくれるはずです
- 細かくパワハラに対する言動をメモする
- ボイスレコーダーなら尚よし
- やばいと思ったら病院へ行く(この際に診断書は必ずもらう)
- 横のつながりを強化する
- 泣き寝入りはしない
パワハラ店長を追い出すための準備って結構、神経を使いますが、今後の過ごしやすさ、働きやすさがかかっています
パワハラ野郎に負けずに過ごし易い環境を勝ち取りましょう!
あと、身体が限界だと感じ始めたら無理せずに休んで鬱にならないようにしましょうね!

