アパレル業界で働いているならば一度は思ったことがあるでしょう。

リカルド
アパレル業界から脱出したいと・・・
当時まだ私自身も若く、安月給でそのお給料からその店舗の服を買って、毎日カツカツの生活を送っていました。
毎日辞めたいと思っていましたし、いつかはこのアパレル業界から脱出してやるんだと決意していたほどです。
このように考えたことは私にもありまして、一回脱出して見事に失敗しました。
長年夢見た土日休みのサラリーマン。しかし月日が経つにつれてストレスが尋常ではないほど溜まり、いつしか心療内科に通うようになっていました。
これが「私の望んでいた世界なの?」と自問自答を繰り返し、最終的にまたアパレル業界に舞い戻り、今では楽しく毎日を過ごしています。

リカルド
そこで私は考えました。
アパレル業界の何がそんなに嫌だったのか?
あなたがアパレル業界を脱出したい理由はなんでしょうか?
今一度、よく考えてみてください。アパレル脱出=天国ではないですよ。
私の場合はむしろ普通のサラリーマン生活は地獄でしたから。
Contents
アパレルを辞めたいと考えてしまう理由
アパレルを辞めたい理由として挙げられるのはこの辺りではないでしょうか?
- 安月給
- 残業が多い
- 休みが暦通りではない
- 将来が見えない
他にも人間関係などあるかと思いますが、それはアパレルに限ったことではないので今回は省略します。
上記は私が実際にアパレルから脱出したくて仕方なかった時に考えていたことですから大きくずれていることはないはずです
一つ嫌になれば業界そのものが嫌になることはありますが、あなたは今そうなってないでしょうか?

リカルド
その気持ちはよく分かります。
私が言いたいのはそんな気持ちで脱出したところでまた別の問題(地獄)が待ってるだけですよってこと。
これは身をもって経験したので間違いないです。
では、順番にその辞めたい理由を潰していくので、全て読み終わった時にあなたの考え方、沈んだ気持ちが少しでも前向きになっていればと思います。
アパレル販売員は安月給?
そもそもアパレルは安月給なのでしょうか?
私が20代前半〜中頃くらいの手取りは年収で300万円もない200万円代でした。
単純計算で毎月の総支給額は20万円とちょっと、税金が差し引かれて16〜18万円くらいでしたね。当然ながらボーナスもなしです。
この手取りで都内に家を借りて、家賃や生活費、交際費をまかなっていました。

リカルド
まぁ正直、地獄でしたよね。
一生懸命働いて、たくさん売って店に貢献しても給料は増えないんですから。
20代前半であれば別に「今だけ」と楽観的に考えることができたのですが、これが20代中頃に差し掛かると「焦りや不安」に変わってきます。
こうなってくると若くて転職できるうちに辞めた方がいいんじゃ?ってなってきます。
アパレルは安月給か?と聞かれると即答でイエスと答えますが、全ての人に当てはまるわけではありません。
キチンとキャリアを考えてる人は年収600万〜くらいなら大勢います。
特に東京都内だと物価も高く、キャリアアップは必須です。
アパレル業界ほど実力主義、経験がものをいう職場も少ないのも事実です。
いつまでも一般社員でいたらそんなの給料なんて上がりません。
これはどの業界でも同じでしょうが、スキルや経験がないと上には上がれません。一社で勤めていたら尚更年収を上げるのは難しくなってきます。
これは私の考えなので、一概に全てがそうとは言えませんが、アパレル業界は転職してなんぼの世界で、転職しないと年収を大きく上げることは不可能に近いです。

リカルド
これは私の10年以上の経験から間違いないです。
ではどうすれば?と思うかもしれませんが、答えも用意してあります。
販売員としてキャリアアップをしていきたいのであれば、ラグジュアリーブランドかジュエリーブランドを目指してください。
いわゆる外資系のブランドへ転職してください。外資系の給与形態は前年の所得に対して◯%上乗せしたものになるところがほとんどです。
10%以上、上がることもざらにありますのでラグジュアリーブランドへ行くだけで来年は今年の所得よりグッと上がります。
私のざっくりとした年収ですが、これまで転職を4回ほどして今で年収600万円くらいです。
もともとの年収300万円未満の頃に比べると生活水準も格段に上がりましたし、住む家だって綺麗で広くなりましたし、急に飲みに誘われても「お金がないから・・・」と断ることもなくなりました。

リカルド
以前に比べて金銭面でのストレスはなくなりました。
つまり、アパレル業界から脱出したいっていう理由の中から「お金による理由」が消えました。
給料を上げるためにはどうしたらいいのか?っていうのを常に考えておくことが大事です。
年をとったアパレル業界の人でお金がないお金がないって言ってる人は何も考えずに月日だけが経ってしまった人たちです。
うまくスキルを身につけて年収が上がる方向に自分で持ってけば必ず上がります。
▼アパレル販売員の年収に関してはこちらで掘り下げていますので一読くださいませ。
アパレル販売員は残業が多い?
これは正直なところ会社によるところが大きいです。
私が今いる会社は残業はほとんどありません。

リカルド
残業してたらむしろ怒られます。
そもそも残業が多くて辞めたいなら業界を変えようが同じです。
残業を強いる企業は今でも腐るほどありますし、それがアパレルだけだと思っているのならば頭が相当凝り固まってしまっています。
無理に他の業種にいく精神力と体力を使うくらいならば、転職してスキルや経験を磨いた方が余程あなたのためになります。
私が今勤めている会社は残業時間は月3時間もないくらいですが、アパレルから脱出した時に入った会社は残業代なし、お昼休憩なしで月50時間くらい残業ありました。
残業がそもそも少ない会社に転職してしまえば「残業」という理由から脱出できます。
アパレル販売員は休みが暦通りではない
これは私も同じように土日休みには憧れましたね。特に今後もし結婚だとかしたら・・・って考えたら子供が休みの土日に休めないのは嫌だなとか考えました。

リカルド
ただ、これも私の中で解決しました。
子供の行事や子供と一緒にいたい時は有給を使えば良いだけだったのです。
有給が使いづらいとか使えないって人もいるかもですが、有給の取得は労働者の権利です。
有給すらもまともに使えない会社に残って頑張る必要ありません。それに有給でなくともどうしても休みたい土日は希望休を出して休みにしてもらえばOKなのです。
それに暦通りの休みですと、どこへ行っても人が多いですし、映画を見るのもいっぱいですしディズニーランドやUSJもいっぱいなので出掛ける前提で土日休みが良いっていうなら断然平日の方がゆっくり過ごせますけどね。
サラリーマンの友人と合わないからっていう人もいますが、毎月毎月休みを合わせて出かけますか?出かけないですよね・・・たまになら希望休でOKですし、絶対に譲れない日は有給でOKなのです。

リカルド
むしろ平日なら役所も開いてるしメリットの方が大きいと思います。
アパレル販売員は将来が見えない
私も当時は全く見えませんでしたが、今でははっきり見えています。
おそらくですが、先が見えないって言ってる方は一社で残っての前提で話をされてないでしょうか?
このブログでも何度も記事を書いていますが、アパレル業界で転職せずにってなると結構キツイと思いますよ。
例えば店長になるにしても、同じ店舗に10人いたらそのまま頑張ってなれるのは1人だけです。もしかしたら外部の人間が店長として入ってくるかもしれないですし、実力が認められずにいつまでたっても平社員のままかもしれません。

リカルド
自分のことをきちんと評価してくれる会社に移れば良いだけですよね。
評価を下すのは他人ですが、実力以下の評価しか出さない会社は単にお金を渋っているだけのように感じます。
もし、いつまでたっても評価されずに将来性がないと悩んでいるのであれば、単に今属している会社が問題な場合もあります。
話をちゃんと聞いてくれそうなのであれば会社に相談。何を相談しても無駄そうなら、あなたの実力をきちんと評価してくれる会社に移りましょう。
きちんと自分の実力にあったポジションにステップアップしていけば、将来が不安っていう言葉は出てきません。
だらだら何も考えずに過ごしていると年を取るのなんてあっという間で、動けるうちにキャリアを順序立てておけば不安になることは一つもありません。
真面目に働いていれば、いやでも経験は積めますし、新卒や新人も入ってきます。
そうなれば必然的にマネージメントも経験できますし、副店長くらいのポジションまで行けば予算の組み立てや、数字の見方についても勝手に分かるようになります。
だらだらと過ごしてしまうと、エンドです。それはどの業界でも同じです。
まとめ:キャリアプランをちゃんと考えないとアパレル辞めても一緒
他にも個人単位で見ると辞めたい・脱出したい理由はあるでしょうが、大きくはズレていないはずです。
この記事で何が言いたかったかというと、アパレル業界ってだけで足元みてくる人もいるんです、世の中には。
けど、実際のところはそうでもないし、本気で掴めれば年収1,000万プレイヤーだって目指せる職業なんだぞってことを言いたいのです。
あまりにもこの業界を早々に見切る人が多いので、アパレルはオワコン、だから他の業種へ行くっていうのはなんだか寂しいなぁと感じたわけです。
実際に私も同じように考え、他の業種に一回移りましたが今ではまたアパレルに戻ってきてます。
そこで2年という月日を無駄(全てではない)にしてしまったからこそ余計に思ってしまいます。

リカルド
2年もの月日を無駄にしてしまいました。
キャリアを潰さないためにも、今の会社で将来性を感じないのであれば、他業種ではなく、アパレルの将来性を感じることができる会社にステップアップしてみてください。
あとで振り返ってあの時に頑張ってよかったと笑える日がきっとくるはずです。
▼次はこちらの記事をどうぞ