このブログでも何度か話題には出してますが、私、今でこそアパレル販売員を続けていますが、一度だけ異業種へ転職したことがあるんです。

リカルド
アパレルと違う仕事をしてみたくて2年ほど他業種で働いたことがあります。
異業種へ転職した理由としては以下の通り。
- アパレル販売員としての将来のヴィジョンを描けなかった
- 一度でいいから異業種で働いてみたかった
さらに勤めていたアパレル(ブランド)が倒産したのも追い討ちをかけました。
実際に異業種へ転職してから2年ほどでアパレル販売員に舞い戻ってきたわけですが、この2年でこれでもかと心を折られてしまいました。
これからアパレル販売員から異業種へ転職しようとしている方に失敗例をお伝えできればと思い執筆しています。

リカルド
正直、ズタボロになりました。
アパレル販売員をしている間は、違う業種へいけば将来は安心で給料だって改善されるだろうと夢を見てらっしゃると思います。
転職先にもよりますが、私が転職した先はこんな感じでした。
- 年収微増
- 見込み残業50時間(大体MAX 行く感じ)
- 毎日終電間近になる
- 体育会系の社風
全くの未経験業種で慣れないことばかりの中、この状態で2年ほど働き心身はズタボロになり心療内科に通うことになりました。

リカルド
そしてお医者さんから「休職しなさい」と言われ、退職しました。
そこからアパレル販売員として復帰したので、今だからこそ気付けたことを掘り下げていきたいと思います。
Contents
アパレル販売員は「給料が安いから異業種に転職する」は大間違いに気付けた
そもそも論ですが、異業種へ転職するってことは業界未経験である場合がほとんどだと思うんです。
もちろん私も業界未経験で異業種へ転職しました。
ここで問題だったのが、アパレル販売員を辞めて異業種へ行けば全て良くなると思い込んでいたことにあります。
- 給料も上がって
- 待遇も良くなって
- 将来安心
なんて本気で思っていたことなんですよね。
にも関わらず、当時は本気で良くなると考えていたのですから、盲信って怖いですよね。
私の場合ですが、これまでのアパレル販売員のキャリアはそれなりにあり、役職もついていました。
本来であれば、わざわざ1から異業種へ行くよりもアパレル販売員としてキャリアを積んでいった方がよほど建設的だったわけです。
このことに気がついたのは、なんと異業種へ転職し、さらに退職した後のことです。

リカルド
多くの時間を無駄にしてしまいました。
これまでのキャリアを捨て、また1から仕事を覚えるのは至難の技
転職先が自分に合ってれば話は別ですし、あなたの年齢が若ければ若いほどあまり苦には感じないかもしれませんが、自分に合っていない職場の場合は大変です。
自分に合っていない(興味がない)仕事内容を完全に1から覚えないといけないですからね。
全くの1から覚えることになるので、プレッシャーに押し潰されそうになりながら必死に頑張りました。
これまでの経験がないので、仕事の展開も予想が立てづらく、慣れるまで相当かかりました。いや・・・実際、2年働いていても慣れることはありませんでした。
常にミスしないか不安に駆られ「中途採用者」だから一刻も早く仕事を覚えないといけない焦りと不安よる極度の緊張状態がずっと続いていました。
いくら中途採用者だからと、いきなり仕事ができるわけないんです。
ましてや業界未経験なのに。でも中途採用者として雇われた以上、頭ではわかっていても焦ってしまうんですよね。
そして気付けば、電車に乗るのが怖くなり、会社の自動ドアをくぐるのが怖くなっていました。
最後の方は自動ドアをくぐる事ができずに、何回も家に引き返していました。
どうにか出勤できても動悸が止まらない、冷や汗が止まらないで早退の日々。

リカルド
私には「異業種で1から頑張る」のは無理だったのです。
もちろん職種に適性があり、過ごしやすい社風で残業も少なく、お昼休憩もちゃんとあれば違ったでしょう。
しかし、業界未経験者を雇う会社なんて、こんなところが多いのでは?とも思います。
※全てではありません
私のようにならないためにも、異業種へ転職する場合、自分のヴィジョン(将来の目的)と一致しているかっていうのは最重要視してください。
歯車が狂いだすと私のように一気に崩れ落ちることになります。
給料が安くて異業種へ行くくらいなら、キャリアアップ転職する方がかなり現実的
これも今だからこそ分かった事ですが、給料が安いのは「アパレル販売員」だからではありません。
これまでは意識していないといえば嘘になりますが、ほとんど成り行きで行動してきていました。「なんとなく」働いていてキャリアアップできたら誰だって苦労しません。
今だからこそ言えますが、当時の私と今とを比べると「倍以上」年収は違います。
給料が低いのは会社のせいではなく、何者でもない「自分自身」のせいだと今ならハッキリ言えます。
当時の年収が低すぎるだけっていうのもありますが、キチンとキャリアプランを立てて転職すれば年収は確実に上がるのです。
給料に不満があるならスキルなり知識なりを付けてキャリアアップ転職すればいいのです。

ガールさん
現状に対して不満を漏らしたところで事態は好転しないし給料だって上がらないわ。
もし私が、当時の自分にアドバイスを送るのであれば、間違いなく「アパレル販売員としてキャリアアップできる転職をしろ」と言いますね。
それに今の転職エージェントは優秀です。
まとめ:給料が安くて将来も不安は自分の責任
結局は給料が低くて将来が不安になっているのは、自分自身の責任なんですよね。
キャリアプランを立てずに毎日同じように働いていては給料もキャリアも上がりません。
ましてや異業種へお金目的で転職したところで、また1から仕事を覚えないといけないうえに、業界未経験者に出す給与なんてたかが知れてるんです。

リカルド
お金目的でアパレル販売員を辞めて違う業種へ行けば「良くなる」なんて幻想です。
むしろ普通に考えれば「悪くなる」可能性の方が圧倒的に高いんです。
私もかなり遠回りをしてきましたが「自分が今後どうなりたいのか、どれくらい稼ぎたいのか」を明確化しておけばあとは目標に向かってキャリアを構築していくだけです。
やりたい事が明確なのであれば異業種への転職は全然ありですし、頑張るべきだとは思います。
ですが、私のように「お金」目的だと痛い目を見る可能性が高いので、一度立ち止まって冷静に自分の将来ヴィジョンと照らし合わせてみてください。