アパレル販売員として働き続けたとして、歳とったらどうなるの?って考えている方は多いと思います。
私も同様に、このままアパレル販売員を続けて「歳をとったらどうなるんだろう」と悩んだ時期がありました。
実際に現場で働き出すと見えてくるもの・分かってくるものってあるのですが、「これからアパレル販売員として働こう」としている方は特に不安ですよね。
例えばですが、あなたがよく行くブランドがあるとしましょう。
そこには30代くらいの人は働いてるけど、それ以上の年代がいない・・・まさかクビになったの??年齢制限があるの??とか考えてしまうわけですが、そんな事ないありません。
大抵は転職して自分の年齢、身なりにあった他所のブランドへ移っているだけです。
もしくは本社勤務になったとか、要因は色々ありますが、アパレル販売員として働こうと思えば定年まで働くことは可能です。
アパレル業界に入って早10年経つのと、結構この手の質問を受ける事が多いので、この10年で見えてきたアパレル販売員の将来について考えていきたいと思います。
Contents
アパレル販売員に年齢制限はある?
結論から言うと、アパレル販売員に年齢制限はないです。
ただ、ブランドによっては「ある」と考えています。たとえばですが、50歳になった時に109でギャル相手に接客できるか?と言われたら不可能に近いですよね。
違和感の塊でしかないですし、109で販売員として定年まで働くのは困難を極めるでしょう。
しかし、これが109ではなくティファニーやシャネルだとどうでしょうか?

リカルド
かなり現実的になります。
若い時は109でいいですが、年齢とともに自分が在籍するブランドを変えていえば一生、アパレル販売員としてやっていくことは可能です。
- 年齢制限はブランドによってはある
- アパレル販売員という大枠で見ると年齢制限はない
アパレル販売員だけを定年まで続けてる人は少ない
こう書くと、語弊があるかもしれませんが、どこかのタイミングで本社での勤務に移る人が多いです。
それは転職なのか異動なのかは人によって様々ですが、本人が望まなくてもそうなるケースは往々にあり得ます。
長く働いていれば、VMDなど特殊なスキルや、マネジメントなどスキルも身についてることでしょう。
それを生かして、新規ブランドのスタッフ教育担当として、コンサル業なんかに行く人もいます。
- 経験を生かしてコンサル業
- 本社勤務へ異動(転職)
- VMDやMDなどの手に職へ

ガールさん
継続して働いていれば、それだけ専門知識も身につくしマネジメントだって嫌でも経験するわね。
30代の私は今もアパレル販売員してます
まだまだひよっこの30代中盤ですが、簡単にこれまでのアパレル販売員としての経緯を書いておきます。
学生を終えた後は、東京に出て「某セレクトショップ」で数年働きました。で、その後また別のセレクトショップへ移りましたが、ここもまた数年で退職しました。
30歳手前くらいで、「某ラグジュアリーブランド」へ転職し、そこでまた数年経験したのちに別のラグジュアリーブランドへ転職しました。

リカルド
そこで今もまだ働いています。
アパレル販売員をスタートさせた当初はヤングカジュアル中心の売り場でしたが、今では「超」がつく高級品を扱っています。
ヤングカジュアル時代は、客層も若く、接客も結構ノリでどうにかなっていたのですが、ラグジュアリーブランドになると客層も一気に変わり、いわゆる「お金持ち」のお客さんになるため、対応は大変です。
きちんとした言葉使い、立ち振る舞いが求められますが、これって一朝一夕でできることではないんですよね。
ヤングカジュアル時代があったからこそ、いまに繋がっているんだと自信を持って言えますし、お客さんの話を聞くのもまた面白いです。
なんだかんだ、お客さんと「会話」するのが好きなんだなぁとつくづく思います。

リカルド
なので私はこれからも販売員として働いて行くと思います。
給料経験を重ねて給料はどうなってる?
ここまででなんとなく、歳をとってもアパレル販売員としてやっていけるっていうのは、伝わったかなと思います。
後は「お給料」がどうなの?ってのも気になるかと思いますが、ここもこれまでの転職で順調に上がっています。
ただ、転職をせずに1社だけでは中々上がらないと思います。
ここで詳しく書くと長くなってしまいますので、下記の記事をお読みください。
アパレル販売員として働く上で、私は転職は必須だと考えています。
その必要不可欠な「転職」で、いかに効率よくキャリアアップできるかが、とても大事で、それが年収を大きく伸ばしていくための「鍵」になります。
人間関係など、「お金」のこと以外で転職を考えるタイミングは多々あると思いますが、「キャリアアップ」だけは必ず意識して転職してください。
たまに転職でキャリアを下げている人を見かけますが、本当にで時間と労力を無駄にしています。
あなたはそうならないように(時間を無駄にしないように)キチンと今後の将来プランに合わせて転職してください。
この辺りは転職エージェントに聞くのが実は一番手っ取り早かったりします。

リカルド
私はお世話になりっぱなしです。
割と日本人は自分でどうにかしようとする傾向が強いので、自分の将来のためにも転職する際にはエージェントに全部聞きましょう。
向こうもプロなのでちらが考えてもいなかったような提案をしてくれることだってあります。
私にラグジュアリーブランドを勧めてくれたのも担当のエージェントでした。
まとめ:アパレル販売員に年齢は関係ない
結論としては全然問題なく、働くことができますよってことです!
- 歳をとってもアパレル販売員として働くことは可能
- 年齢に合わせたブランドへ転職して行く
- 転職の際にキャリアアップをしていかないと給与面でジリ貧になる可能性あり
不安にならずに「今できること」をきちんとして「きちんとキャリアアップ」していけばお金の面で困ることもそうそうないと思います。
実際に、私は今の給与面に不満も不安もないので、楽しく生活できています。
結婚だってできますし、周りでも既婚者は大勢います。
ただ、割合としてカジュアルブランドよりもラグジュアリーブランドの方が既婚者は多いので(私の周りでは)、安定のためにもまずはラグジュアリーブランドを狙うってみてはいかがでしょうか?
せっかくファッション業界にいるんですからその「最高峰」で働くっていうのもなかなか感慨深いものがありますよ。
給与面でもガラッと変わりますから、「ココだ!」ってタイミングがきたらぜひラグジュアリーブランドへ転職してみてください。
アパレル販売員として長く働くのであれば、ゴールを決めておかないと時間を浪費することになりますから。