アパレル販売員を続けていく中で、そろそろ次のステップへ行きたい、給料をあげたい、人間関係が絶望的、などなど転職を決意する理由は様々あるかと思います。
そこで私が10年ほどアパレル販売員をしてきた中で、(私含む)がアパレル販売員を転職をしようと決意した理由についてまとめて行きたいと思います。
10年間も同じ仕事をしていると、様々な理由を垣間見ることができます。王道の理由から「!!!」な理由まで様々です。
アパレル販売員が次のキャリアを意識する「きっかけ」9選
そんな理由?っていうのもありますが、実際に私が見てきた真実です。笑
退職・転職理由は個人で様々ですが、最初にお伝えしておきたいのは、キャリアに「傷」だけはつけないように上手いことやってくださいねってこと。

リカルド
転職は経歴に傷がつかないように慎重に!
アパレル販売員に限らずですが、安易な退職(転職)は、経歴に傷をつけるリスクも伴います。
転職する目的が明確であれば心配ないのですが、見切り発車は危険なので要注意です。
給料がとにかく少ない
転職を決意するには十分すぎる理由です。
多くのアパレル販売員は「給料が少ない」から転職してキャリアアップする人が多いのでは?

リカルド
実際に私もそうですが、働く理由は「お金」です。生きるために働いています。
にも関わらず必要最低限の給料だけでは、正直何のために働いているのかわからなくなりますよね。
少しでも趣味に使えるお金がある、欲しい服を買いたい、結婚したい、旅行したい・・・このように人間の欲求の大半はぶっちゃけ「お金」で解決できるものがほとんどです。
人生という有限である限られた時間を必要最低限の生活のために費やすっていうのは余りにももったいないと思いませんか?
私にとって「時間」は何よりも大切です。
その限られた時間の時給を上げるために転職をするのはもはや必須だったのです。(当時はびっくりするくらいの薄給だったので。笑)
今でこそ思いますが、アパレル販売員は転職してキャリアアップしていかないと、本っっ当に給料を上げるのは難しいです。
早すぎる転職はイメージダウンされてしまいますが、それなりに一社で勤めていて給料に不満が出てきているのであれば、キャリアアップのタイミングかもしれません。
無駄な残業がとにかく多い
私にとって「時間」は何よりも一番大事です。
繁忙期など忙しい時期の残業については職業柄仕方がない部分でもあるので、頑張らないといけない時期ではありますが、閑散期まで無駄な残業をしている人がいます。

リカルド
無駄な残業ほど無駄な時間はない・・・
それを強制されなければいいのですが、上司がこれをやっちゃうと上司以下の社員は帰りづらくて仕方がないのです。
無駄な残業をするのには理由が3つあります。
- 残業代を稼ぎたい
- 家に帰りたくない
- 残業=評価につながると考えている
インターネットで小遣いくらいなら稼ぐことができる時代に、貴重な自分の時間を削ってまで残業して小銭を稼ぐなんて、私からすると滑稽で仕方がありません。
こういう人ほど「時間がない」なんて言ってきたりするのですが、その残業代を稼ぐために費やしている時間を副業に当てる方がよほど建設的です。
また、合わせていい加減滅びろと思っている風習がありまして、残業して頑張っている=評価されると思っている人たちです。
私も若い頃はこのような考え方をしていましたが、今思えば、決められた仕事を時間内に終わらせることができないのは自分が無能だと表明しているようなものです。

リカルド
無意味な残業は無能の証だと思って間違いないです。
こういう人が増えるとダラダラと残業する風習が出来上がってしまうかもしれないですし、私は帰れる雰囲気ではないので帰れるのに帰れないモヤモヤを過去に経験してきました。
時間泥棒が多い職場では正直、働きたくないですね。
上司のパワハラがやばい
今でこそコンプライアンスが重要視され始め、メディアでもパワハラ・モラハラ・カスハラといって言葉をよく耳にするようになりました。

リカルド
パワハラは本当になくなってほしい。
私は上司のパワハラが原因で仕事をやめたことがあるので、今現在、パワハラに苦しんでいる方の気持ちはよく分かります。
今はこういった時代錯誤のパワハラ野郎は排除される流れにあります。
ですので勇気を持って上層部に報告してください。それでも変わらなければ、さっさと辞めましょう。
パワハラで苦しんでいるのに何も動いてくれない会社に貢献する理由は0です。
上司が責任を押し付けてくる
まぁこれもパワハラです。店長なのにクレームが起こったら下の社員に全部やらせ自分は何もしない。こんな上司に当たったことありませんか?
私が経験したことで驚愕した事案が一つありまして、接客クレームがあった時に、「ミスをした社員と店長とで家まで謝罪に来い」って事案があったのです。
しかし、なんとこの店長、代わりに行って来てとなぜか私とミスをしてしまった社員2人で行かされたのです。笑
店長代理として謝罪してきてなんとか怒りを納めてくれたのですが、正直「店長に来い」と行っている方に対して逃げるっていうのは店長という立場をまるで理解していないですし、卑怯だなこいつって心底思いましたね。

リカルド
さすがに無責任すぎませんか?
しかもこの1回かと思いきや、その後も2回ほど店長代理で謝罪に行かされました。
この店長はあまりに酷かったので、本社に報告し、対応してくれないなら辞めます宣言をしたところ、無事に私が転勤させられました。
この会社やばいと判断し、私はすぐに転職しました。
同僚と馴染めない、は想像以上にきつい
これは私が、無駄な残業が多い会社で働いていた時の話で、私は同僚と全く馴染めませんでした。
私は男なのですが、当時の職場は私以外が「全員女性」だったのです。
周りからは羨ましがられましたが、女性特有の気分の浮き沈みや謎の派閥争いもあり、私はこれまでにないくらい疲弊しました。

リカルド
生まれて初めてストレス性の胃腸炎にもかかりました。
何かを話すと次の日にはなぜか全員が知っているような悲惨な環境だったので、私は本当のことを話すことが怖くなりドンドン内気になってしまいました。
この職場で2年ほど耐えましたが身体に限界がきてギブアップしましたね。
今思えば、ここまで我慢せずにもっと早い段階で行動に移していればと思います。
同僚と馴染めないっていうのは想像している以上に過酷ですので、無理だけはなさらないように。
SALE時期は忙しいし辛いので辞めます
アパレル販売員をしている以上、多くのブランドではSALEがあります(ないところもあります)。
これまで順調に働いていた(ように見えた)ある社員が、セールの準備に差し掛からなければいけない時期に急に「SALEしんどいから辞める」と言いだし、本当にSALE前に辞めてしまいました。笑
気持ちは分かりますが、SALEが嫌だからという理由だけで辞めてしまうのは流石にもったいないと思いましたね。

リカルド
確かにSALE前は準備などで忙しいけど・・・
まぁ周りがいくら言ったところで、本人が辞めるに至るほどにSALEが嫌だったのであれば仕方がありません。
ただ、このケースは明らかに販売員を続けていく上では「悪手」と言わざるを得ません。
多くのブランドではSALEをするのが一般的ですので、彼の場合アパレル販売員が向いていないorセールのないブランドで働くかの2択になるでしょう。
SALEのないブランドはいわゆるハイブランドがほとんどなので、少々このマインドでは厳しいかもしれません。
往復3時間の通勤時間は無駄すぎる
引っ越せばいいじゃん!って言われればそれまでなのですが、この「家が遠い」っていうのは引越しが現実的でない場合、私も転職を考えます。
なんども書いていますが、私にとって「時間」は一番大事です。
それをお金の発生しない「通勤の往復時間」に大きく割かれてしまうのは非常にストレスです。
例えばですが、往復2時間としましょう。週に20日出勤だとすると往復だけで40時間も吸い取られてしまします。往復3時間なら60時間・・・

リカルド
とんでもない時間が通勤時間に吸収されていくのです。
家が遠いと、それだけで朝早く出発しないといけないですし、家に着くのも遅くなります。
常に「好奇心」だけは持っていたいので、通勤時間でこれだけ奪われてしまうとその気持ちまでも吸い取られる気がしてしまいますし、それだけ「自由な時間」がなくなるわけですので、やはりメリットは何もありません。
60時間あればブログなら20記事は書けますからね。
引っ越せるのであれば、引越す。難しければ残念ながらもっと近くで通えるブランドを探します。

リカルド
ちなみに私の最高は転勤からの往復5時間です。笑(1ヶ月で心が折れて引越ました)
ゲイバーで働きたいという夢ができた
私が都内で働いているときに出会った職場の後輩がゲイだったのですが、休みの前日には決まって夜の街へ消えていたんです。笑
私は特に偏見ももっておらず、むしろ話してくれてありがとうって感じでした。
見た目はイケメン、なのに話すとオネェというギャップがすごかったので、お客さんの中でもちょっとしたファンができるレベルでした。
意見はズバズバ言うし、細かいところに目がいくので、正直仕事ができる人だったのですが、ある日相談を受けたのです。
「こっちの道で本気出したい」私にはすぐに理解できました。

リカルド
「応援する。きっとうまくいく」と言いました。
それから2ヶ月後に彼(彼女)はゲイバーへと旅立って行きました。
独立するのでアパレル販売員をするのは期間限定と決めていた
これは現代では割とよく聞く話になってきましたね。
私の周りでも、独立して個人・法人で頑張っている人は沢山いますし、私もいつかは会社に縛られない働き方をしたいと思っています。
私は目的までの「つなぎ」で働くのは全然ありだと思っていて、期間を決めているからこそ高いパフォーマンスを発揮できるのだと思います。
もう辞めてしまいましたが、1年間働いて本気で節約して頭金を増やしてできるだけ融資を受ける為に転職してきた人がいたんですよ。
面接でなんて言って採用されたのかは知りませんが、彼の中で「1年」と決めていました。
本当に綺麗に1年で辞めて独立して今も頑張っていますが、最終的な目標としては羨ましい限りです。
彼が成功するかどうかは分かりませんが、「自分がしたいこと」に突き進むってすごい勇気がいることですから。
私も「いつか」ではなく期間を決めて頑張らないといけないなぁと思いつつも、今は「複業」として本業共々頑張ってブログを書いていきたいと思います。
まとめ:自分のキャリアプランも大事だけど、時には逃げてもいいし好きなこと・やりたいことに全ツッパもかっこいい
アパレル販売員のキャリアプランは一つじゃないんだなぁと書いてて改めて思いました。
役職をつけて転職してガンガン年収を上げていくのも大事ですけど、それよりも大事なことも沢山あります。
お金はどれだけあっても困らないですが、同じくらい「夢」も大事だなぁと。

リカルド
働いていると嫌なことも沢山あります。時に逃げたくなることもあります。
私はアパレル販売員としてキャリアアップして年収を上げつつ、副業でも同程度の収入を維持することが当面の目標です。
特に年収を上げるうえで転職はアパレル販売員には必須項目ですが、なかなか時間も使いますし精神も使いますので、できるだけ効率よく失敗がないように進めていきたいですね。
まだまだ人生は続きますので、自分が後悔をしない選択ができるように常にアンテナを張りつつキャリアを形成していけるように動いていきましょう。

リカルド
いやー、しかし思い返せば、面白い人達に出会ってきたんだなー。笑
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