ツイッター界隈で、会社勤め=懲役40年の刑とトレンドになっています。これを見て僕はうまいこと言ったなーと笑ってしまいましたが、実際のところはどうなんでしょう?
個人の感想としては、概ねその通りなんじゃないかなーと思います。
というのも、生きていく上で仕事って必ず必要です。なんで仕事が必要かというと「お金」が必要だからですよね。
そのお金を稼ぐには会社に入ってホワイトであれば週5日8時間、ブラックであれば底なしに働くハメになります。国も100時間までならOKというバカみたいな事言ってますしね。
お金のためだけに定年まで働き続ける。
そう考えると大学を卒業してから定年退職するまでの40年間はまさに監獄。懲役40年といっても言い過ぎではないです。
毎日毎日、クソみたいなやりたくもない仕事を40年繰り返し、クソみたい職場、上司に当たった日には拷問以外の何者でもないですね。拷問40年ですよ。
ただ、やりたいこと、素晴らしい職場に万が一にでも出会うことができれば、毎日イヤイヤ働いている人の40倍は幸せな人生を送れるのではないでしょうか。
まぁ、そんなことできてる人は一握りの中の一握りくらいで一般の人は毎日「まだ火曜日なのか…」とか思いながら出勤しています。
「就職して働くことは懲役40年」は苦痛でしかない
そうはいっても、日本の経済を潤す為に国のために頑張って働く精神は中々出来ることではありません。
ある種、日本が誇れる負の文化と言えるんじゃないでしょうか。
言い方を変えれば、それだけ働かないとまともな生活ができないってことなんですけど・・・
自分1人の生活でいっぱいいっぱい。その結果どんどん婚期が遅れ、結婚しない人も増え、結婚しないからどんどん少子化が進み、今の若者、これから生まれてくる子供は、仕事から引退した人たちの為にせっせと税金を納めなければならないわけです。
いざ、自分たちが定年した時に貰えるかどうかわからないのに。なんならその定年も70歳に引き上げられる方向で動いていますよね。
どれだけ働かせるんでしょうか。
仮に大学卒業(22歳)してから定年(70歳)まで働いた場合、48年もの時間を仕事に捧げなければならなくなります。
70歳で働く事から解放されたとして、何が出来るというのでしょう。身体を悪くしてるかもしれないし、もしかしたらボケてきてるかもしれません。
身体も年老いて、若い頃なら出来ていたことが出来なくなっていることでしょう
本来、仕事は人生を豊かにするためのツールの1つでないとならない、と私は考えています。だって仕事のために一生ストレスを貯めながら生活するなんて考えたくもないですもんね。
しかし、生きていくためにはある程度の我慢、というか妥協しなきゃならない所ももちろんある訳です。
大勢の人は生きていく為に妥協してお金の為に会社に勤め、仕事をしていると考えるとこの国腐ってんなとしか思えないですね。
毎日仕事でストレス負荷を受け、帰っても子供はもう寝てて家族とコミュニケーションを取る時間が圧倒的に少ない。当然、自分の時間なんて睡眠時間を削らないと生み出す事もできない。
これが悪いわけではないですが、休みの日は疲れて家でゴロゴロしてしまいますよね。
仕事内容に文句なし、人間関係も良好、残業なし、給料もそこそこ多いとか完全ホワイトであれば仕事は楽しいものになるのでしょうが、そんな環境に身を置いている人なんて極々わずかです。
働かないと生きていけないのであれば、とことんホワイトを目指すべき?
で、結局のところ生きていく為には懲役40年と言われようとも働かないと生きていけません。
これは、まさに会社に生かされている状態です。更にブラック企業に運悪く捕まってしまった場合は生かされるどころか殺されにかかってます。
そんな環境が嫌なのであれば、自分が納得できる範囲の職場を探す必要がでてきます。
今の時代は終身雇用制ではありません。
その古いルールをバブル辺りからひきづってるおっさんがまだまだ多数存在していますが、一社で定年まで働けるってかなり稀です。
そんな何十年も生き残ってられる会社の方が少ないんです。僕も以前勤めていた会社が突如として倒産していきなりニートになった経験があり、身にしみて理解しています。
この時はまさか自分の勤めている会社が潰れるなんて考えてもいなかったのでいきなりニートに落とされたことにより目が覚めましたね。
終身雇用にこだわる方がリスキーな選択
今のご時世、大手企業に入って定年まで働こう!なんて考えてる人の方が稀な気もしますが、終身雇用にこだわり過ぎるといざという時に奈落に落とされますよ。
大手企業でさえも早期退職を募る時代ですから。
倒産もリストラもなく、人間関係も良好で完全ホワイトであれば終身雇用を目指したいところですが、まぁ絶対に安心なんてのは考えない方が良いですね。
お金という面で見ても、一社で勤めあげる事ができれば、それなりに昇級していると思いますが膨大な時間がかかります。
自分のスキルの幅を広げる=なにかあった時に自分でどうにかできる力を持っておけば、何十年も掛けなくても転職して給料アップは狙えますし、更に自分で稼ぐ力を持っていれば急に倒産してもなんとかなります。
私が倒産を経験した時は自分で稼ぐなんてこれっぽっちも考えてもいなかったので早く会社に勤めなければという考え一択でした。
今は多少なりともネット収入を得る事が出来ているので今いきなり倒産しても前ほど焦らなくてすみます。
会社に頼りすぎる生き方は時代遅れ
つまりなにが言いたいのかというと、懲役40年と考えてしまう時点で会社に頼りっきりだということです。
全ての収入を会社に頼りっきりにしてしまうから懲役40年。つまり定年まで働かなければならないという考えになる訳です。
月に10万でも会社以外から収入があれば、負担はグッと減りますし、気持ちの持ち方も変わってきます。
副業で本業の数倍稼いでいる方も存在します。その域までいけば、その会社をいつ辞めても良い状態になるわけなので、懲役40年と思いながら延々と働くという思考はなくなるんじゃないでしょうか。私もその域を目指して、副業を頑張っています。
副業禁止という謎の奴隷制度
なんで禁止なのかわかりませんが、副業禁止の会社は圧倒的に多いです。私が今勤めている会社も副業禁止です。
私から言わせれば、副業禁止にする理由が思い当たりません。
副業内容にもよりますが、機密情報を漏らしている、副業頑張りすぎて本業に身が入っていないとかでない限りOKにすべきだと思います。
副業により一人当たりの所得が増えるわけですから経済だって今よりは回るようになるはずです。
なんなら本業一本禁止にした方がいいんじゃなかろうか?とさえ思います。
しかし、多くの企業は副業禁止。なんででしょうね、まったく理解不能です。そうまでして縛り付ける理由はなぜでしょう。理解に苦しみます。
最後に自分を守れるのは自分だけです。会社は守ってくれません。
まとめ:懲役40年になるかどうかは「自分」次第
私なりに色々と考えてみましたが、やはり終身雇用、頑張って会社のために働くことが美徳という考えが今の日本には染み付いてあるからだと思います。
しかし、現状周りを見てもその考えがいかに古いかを実感します。
副業してる人なんて当たり前にいますし、転職する人だって当たり前にいますし、独立してる人もたくさんいます。
自分の人生なのに、会社に頼りっきりでいると自分のためではなく、会社のために生きることになります。
それが楽だから良いという人もいるでしょうが、私は違和感しか感じません。仕事のために生きているわけではないからです。仕事はあくまで人生を豊かにするためのツールだからです。
お金は稼がないと生きていけないですが、稼ぎ方は会社の給料1つではありません
独立を促すつもりもないですが、働くこと=懲役40年と考えてしまっているならば、もう少し視野を広げてみてはいかがでしょうか。
毎日朝から晩まで会社のために働いても、生活できるギリギリの給料しか稼げないからそう思うだけです。私もそうでした。
だったら自分がそう思わないレベルの会社で働くか、他に収入源を作るかの二択です。
これからもどんどん働き方って変わっていくと思うので自分が納得できる働き方、生き方を見つける事が懲役40年から脱出する術ではないでしょうか。
私も試行錯誤しながら懲役40年から早期脱出できるようにもがき続けます。