私はこれまでに色んな上司に遭遇してきました。結論からお話すると、これまで出会ってきた上司の中で尊敬できる、と感じたのは僅か2人だけでした。
その人らは、とにかくマネジメントが上手く、部下たちのモチベーションを上げるのが非常に上手いのにとっつきやすく、親しみやすい人柄でしたね。
私もこれまでにマネジメントは何度か経験してきましたが、一言で難しい!とにかく上からの指令、部下からの声をまとめ上げ、最善の道を探すのがとにかく大変でこれまでも試しては失敗の繰り返しでした。
では、尊敬できる、尊敬できないとはどういったところで分かれてしまうのでしょうか?
マネジメント上手な上司の5つの特徴
私がこれまでに、たくさんの上司を見てきた中で、「あ、だからこの人は尊敬できるんだ」って感じた5つのポイントがあります。
- ON/OFFの付け方が上手い
- 褒めるときはしっかり褒めてくれる
- 怒るときはしっかり叱ってくれる
- 相手のためを思った発言をしている
- まず自分が動く
私が尊敬できると感じた上司は総じて、メリハリの付け方が抜群に上手でした。
1例をあげさせていただくと、何故か行く職場行く職場ではゲーマーが多く、僕も割とゲーマーなので、普段はくだらないパズドラやモンストの話で盛り上がったりしてたんです。
普段どんなに仲良くしていても仕事となるとバシッと切り替わり、褒めるだけでなく、ダメな所はきちんと叱ってくれる。
いわゆるどんな部下にも対応できるようになのか、何故か多趣味の人が多かったですね。
なんか、他愛のない些細なことの積み重ねだと思うんですが、ある日ふとこの人の為に頑張ろうとまで思えてしまうんですよね、不思議です。
まぁ、その職場も色々あって退職してしまったんですが、今でも僕が誰かにモノを教えないといけないときは、必ず頭を過ぎります。あの人ならどうするかな?と。
他にも細かいところを挙げるとキリがないんですが、大きな所だと上記の通りです。簡単な様ですが、これらをナチュラルにこなせる上司ってほとんどいませんでした。
で、これらを不自然な感じではなく、極々自然にやってしまうんですね。私はイチコロで、この上司から頼まれた事は全力でやっていました。
つまり、少なからず私はやる気が出て、モチベーションが上がったのでマネジメントという観点から見るとやはり成功しているのだと思います。そういった上司は個人レベルでなく大抵、みんなから好かれています。
逆に求めるばかりではなく、自分自身もダメな部下になっていないか気をつける必要があります。自分だけでなく周りを巻き込んで足を引っ張る輩がいる事も事実ですので、まずは自分がそうなっていないか要チェックです。
ではそれぞれを掘り下げていきたいと思います。
「ON/OFFの付け方が上手い上司」は接しやすい
例えば、お昼休憩や飲み会の席などです。
大抵上司は偉そうに聞きたくもない武勇伝や、仕事のダメだしなんかをしてきます。もしくは、そもそも話し掛けてくんなオーラを出してくる上司もいます。
しかし、尊敬される上司というのは、何故だかそういった場では対等に話してくれるんですよね。目の前でゲームに課金してガチャで大爆死を見せてくれたり、嫁の愚痴を言ってきたり。
もしここで、休憩が被ってしまう度に仕事のダメ出しや、ダメ出しでなくても延々と仕事の話をされてはとても休憩にはなりませんよね。尊敬できる上司はOFFの場ではほとんどと言っていいくらい仕事の話はしてきません。
話しやすい環境を作ってくれます。
実はコレはとても重要なことで、仕事の話をする時も相談しやすいんですよね。この関係性ってとても大事だと思います。
「褒めるときはしっかり褒めてくれる」のでやる気が上がる
大体呼び出しくらう時って叱られる時じゃないですか。けど、わざわざ呼び出して仕事に対して褒めてくれるんです。
もちろん褒めることのために呼び出すのではなく、仕事のついでにぽろっと褒めてくれるんです。褒められる側からするとそういった配慮が嬉しいですよね。
頑張った人には褒め言葉をきちんと伝える。頑張っている事が当たり前になると中々褒めるタイミングもなくなりますが、そこでキチンと褒めることが出来る上司はポイントが高いです。
また、伸ばすために怒ったり貶してくる上司もいますが、本当にあれで効果が出るのか不思議でなりません。
「くっそー!やったる!」って気持ちも少なからず芽生えますが、それよりも上司への不満が溜まるだけで、双方にとって良いマネジメントだとは思えないんですよね。
「怒るときはしっかり叱ってくれる上司」は信用できる
褒めるだけだとどうしても「なぁなぁな」関係になってしまいます。しかし、ここでしっかりダメな時はダメなと叱ることが出来る上司はメリハリがついてて怒られても「なんでそんな事言われないとダメなんですかハゲ野郎。」と、ならずに済みます。
あぁ、失敗したんだな、反省しないといけないなと素直に思える訳です。しかし、普段の態度が横柄であると、そうは行きません。
「ミンチにするぞハゲ野郎。」となるのが目に見えていますよね。
失敗は誰でもありますが、失敗した時のマネジメント次第でその後の成長に大きく影響します。そういった関係性を作るためにもよく褒め、ダメなところは叱るという構図が大事なんだと感じます。
できる上司は「相手のためを思った発言をしている」
これは仕事だからこうしないといけない。というものを取っ払ってその個人に対して1番良い選択であろうという事を伝えてくれるという事です。
売上げがどうだとかを差し置いて、君ならこうした方がいい、もっとこうしたら良くなる、ここは良くないから直した方が良いなど、当時の尊敬する上司は親身になって話してくれました。
これが駒を扱うかのように理不尽な指示だけを出されたらどうでしょう?
「もみあげ全部むしり取るぞ」となりませんか?
結局は人対人なので、思ってもらえているというのは大いに活力になります。
私にこの経験があったからこそ、今に活きていますし「否定で終わる」ことだけは絶対にしないでおこうと心に決めています。
できる上司は「まず自分が動く」
人にあーだこーだ言って自分はパソコンの前にふんぞり返って何もしていない様な上司っていませんか?私は過去に2人ほど出会いましたが、まぁ使えない上司でしたね。
偉そうに指示を出すのは良いのですが、当の自分はパソコンでヤフオクを眺めている姿を発見した時は驚愕しました。
なんで仕事中にヤフオクやねん、と思わず突っ込みたくなりましたが、代わりに真面目な同僚がその上司の上の上司にチクリ、証拠も抑えられていたので無事飛ばされていきました。
口だけの上司って世の中に腐るほどいると思いますがそんな上司にだけは絶対になりたくないと思います。私が尊敬して上司は、ペーペーがやる様な仕事も率先してやってました。
会社で新しいシステムが導入された時も1人遅くまで残業し、みんなに教えることができるように理解力を高めていたりする姿も見てきました。
まとめ:できる上司は人望が厚い!自己中な上司には誰も付いていかない
こう感じるのは私が甘ちゃんだからかもしれませんが、尊敬されるって簡単な事ではありません。また、頭では分かっていてもキチンと行動として実践できるってそれだけでもとても尊敬するに値します。
最後になりますので振り返りです。
- ON/OFFの付け方が上手い
- 褒めるときはしっかり褒めてくれる
- 怒るときはしっかり叱ってくれる
- 相手のためを思った発言をしている
- まず自分が動く
私はまだマネジメントに対して勉強中ではありますが、人になにかモノを教えるときは必ず、過去に出会った最高の上司の真似をするようにしています。
部下に影響力を与える上司ってカッコ良くないですか?会社に属さずに個人で事業をするにしてもマネジメント、人を動かす力って絶対的に必要なスキルだと思うんですよね。
モチベーションを高めながら、自分だけでなく人を動かせるってそれだけでとんでもなくスゴイ事だと思います。
おそらくこれからも企業に属しながら生きていくんだと思います。なので、これまで出会った様々な上司の良いところは私も身をもって実践し、結果を残せていけるように精進していきたいと思います。

リカルド
私も立派な尊敬される上司になるんだ。