【マイクロマネジメント】部下の心が折れ組織がダメになる理由【実体験から】

社会のこと|コラム

【マイクロマネジメント】部下の心が折れ組織がダメになる理由【実体験から】

更新日:

リカルド
マネジメントって大変だよなぁ。私にも苦い思い出がたくさんある。

部下を育てる上でマネージメントってとっても大事ですよね。売上げをとることよりも重要だと思います。

 

理由はとてもシンプルで、1人では到底不可能な売上げ目標でもチームで一丸となって目指せば、1人では不可能な予算を達成可能に導けるはずだからです。それほどチーム力は大事だと思います。

 

つまり、売上をガンガン上げていく為のマネージャーの仕事としては、一緒に働いている仲間のモチベーションを最高の状態に維持することが求められるわけですね。

メモ

  • 最終的な目標=予算達成とするならば、
  • 直近の目標=部下のモチベーション管理といえます

もちろん上の人間になればなるほど扱う金額も跳ね上がり、個人に降りかかってくる責任も比例して重くなってきます。

 

そうなるとリスクヘッジを行いすぎる余り、過度に部下に干渉し、どんなに細かい事でも気になってしまい、マネージャーであるにも関わらず組織の中で一番下(新入社員)の人間にまで直接口を出すようになります。

 

こういった具合に全てを把握して全てをコントロールしないと気が済まないマネジメント方があり、これが組織をダメにしてしまうマネージャーが陥りがちなのがマイクロマネジメントです。

 

マネジメントを経験したことある人から見ると、マイクロマネジメントに陥ってしまう理由も理解できますが、マネジメント方法を間違えてしまうと、直近の目標はおろか、最終的な目標も達成出来ないという事になりかねないので注意が必要です。

 

逆に尊敬できる上司っていますよね、この人についていきたい!みたいな方です。そういった上司にこれから自分がなるためにもマネジメントについては早い段階で知識だけでも身につけておきたいところです。

マイクロマネジメントは深刻化すると社員が次々と着いて行けなくなり、最悪のケースとして共に働いている仲間を失う事にもつながっていきます。

マイクロマネジメントとは?

マイクロマネジメントとは?

マイクロマネジメントとは、管理者である上司が部下の業務に強い監督・干渉を行うことで、一般には否定的な意味で用いられる。マイクロマネジメントを行う管理者は、業務のあらゆる手順を監督し、意志決定の一切を部下に任せない。部下の立場から見れば、上司がマイクロマネジメントを行っていると感じられることは多いが、上司がそのことを自覚することは稀であるとされる。極端な場合は、職場いじめや独善性など、病理的な現象としてとらえられる。WIKIペディア-マイクロマネジメント

もし、あなたがこのチェック項目に複数該当するのであれば危険信号かもしれないです。

  1. 全てを把握していたい
  2. あらゆるリスクを消しておきたい
  3. OJTがあるにも関わらず直接口を出す
  4. どんなに細かい事でも報告してほしい
  5. 部下のどんな小さなミスでも追求する

大きく分けるとこの5つに分類されます。では、なぜこの項目が当てはまると良くないのかを順に掘り下げていきましょう

1.全てを把握していたい

マネージャーなんだから当然だ!と言われればそう思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

 

あなたは任されているお店のマネージャーなだけであって、あなたのお店ではないことを理解していない方が非常に多いです。気の持ち方として「自分のお店」だと思うことが悪いことではないですが、会社に属している以上はあなただけではなくチームで働いているはずです。

 

つまり、あなたは責任者ですが、あなたのお店ではないということ。そして、組織というのはマネージャーをトップとして大抵はピラミッド式になっています。

マネージャー

チーフ

中堅社員

新入社員

上記のように大抵の企業では階層に分かれています。

 

ちゃんと出来上がっている組織であればマネージャーまで話が届くのはある程度、本当に必要な情報になっています。新入社員で解決できない事は中堅社員が解決、中堅社員で解決できない事はチーフが解決、といった具合です。

 

なので最終的にあなたに話が来るのはチーフが解決できなかった問題になります。

 

それなのにも関わらず、最初からリスクを恐れる余り、中堅社員を飛ばして新入社員へ。チーフを飛ばして中堅社員へと直接的に口を出してしまうマネジメントが危険信号1つ目になります。

 

これはピラミッドが崩れる可能性が高まるだけでなく、中堅社員が育たなくなるので、あなたが思っている以上に注意が必要です。

2.あらゆるリスクを消しておきたい

最終的に責任を取るのはマネージャーになるので、この気持ちもすごく良くわかります。ここで勘違いして欲しくないのは、リスクを消すことが問題ではなくリスクを消す方法に問題がある場合が多いいことです。

 

簡潔に言うと部下を信頼できなくなってしまうのです。部下を心から信頼していないので、何か問題が起こると自分が何とかしないといけないと思い込むようになります。

 

ピラミッドでいうところのマネージャーの出番はチーフが解決出来なかった問題だけで良いはずなのですが、リスクを早めに消すためについつい口を挟んでしまうわけですね。

 

どの階層の問題であれ、チーフには任せておけない、中堅社員には任せておけない。と、自らが主導となって問題解決してしまうようになってしまうと危険信号2つ目です。

3.OJTがあるにも関わらず直接口を出す

なにか問題が起きた訳でもないのに、やたらと口を挟む上司ってあなたの周りにもいませんか?

 

これも部下を信用していない、強いて言えば自分以外を信用していない為、部下に全てを任せることへの不安の表れです。マイクロマネジメントをしてしまう人間は総じて不安症の人間が多いです。

 

個人が有する責任が大きい職場に多くいるタイプですね、悲しいかな職業病みたいなものです。

 

不安症が行き過ぎたが故に全てを把握、理解していないと気が済まなくなるわけです。なので細かいチーフや中堅社員の仕事であるマネジメントにまで口を出してしまうんですね。

 

自分の目で確認しなければ納得できなくなるわけです。もし、あなたが新入社員の事で気になることがあり、OJTを無視して何でもかんでも直接指導している様なら危険信号3つ目です。

4.どんなに細かい事でも報告してほしい

とにかく何でも自分で知っておかないと不安で仕方がなくなるんですよね。

 

常に目を光らせ、何か起こっていないか、真面目に働いているのか、いわば監視と言ってもいいかもしれない。部下から見ると監視されてる感がすごいはずです。

 

過去に私も経験がありますが常に監視されている感じは常に緊張感で現場が張り詰めており、とてもずっと働ける環境ではないということ。

 

進捗状況など逐一聞いてくる、求める様になり、部下は何かするたびに報告をしないといけなくなるので余計なタスクが増え、時間効率がグッと下がります。自分の仕事が進まずに、部下が何か失敗していないか監視しているわけですので当然です。

 

しかし、マイクロマネジメントをしている本人はもはやリスクを恐れる余り、問題があるかないか、何事もなく仕事を終えられるかどうかに固執してしまっている為、時間効率、生産性よりもリスクがあるかないかが問題になっている場合が多いのです。

 

必要以上に報告を求める様になってしまっているのであれば危険信号4つ目です。

5.部下のどんな小さなミスでも追求する

追求する事自体は悪い事ではないです。同じ失敗を2度と起こさないようにするためにも原因の追究は必要です。

 

問題なのは階層をすっ飛ばして、本来マネージャー自らが叱責する必要のないところまで口を挟むことですね。ここは私の経験談ですが、以前勤めていた会社で上司がマイクロマネジメントだった時がありました。

 

マイクロマネジメントという言葉を知ったのもこの時になるわけですが、特徴として、事の大小関わらず誰かがミスをした場合にマネージャー自らがみんなの前で叱責するんですよね、チーフであろうが中堅社員だろうが新入社員だろうが、です。

 

新入社員のミスならば中堅社員が叱責し、中堅社員のミスならばチーフが叱責する。これが正しい組織図ではないでしょうか?

 

これは新人の前で怒られる中堅社員の気持ちをまるで無視していますし、立場がないですよね。マイクロマネジメントを行うマネージャーから見たら自分以外は中堅も新人も関係なしに、一律で同じ立場に見えているのかもしれません。

 

なんでもマネージャーが口を出していてはワンマン社長と何ら変わりがないですからね。ワンマンが全からず悪とは思わないですが、少なくともこのマネージャーに着いて行きたい、頑張ろうとは到底思えないでしょう。

 

チーフ、中堅の顔、プライドを潰しているという事をまるで考えていないですよね、こうなってしまっていたら5つ目の危険信号です。



マイクロマネジメントの対処法

マイクロマネジメントの対処法

大袈裟かも知れないですが、マイクロマネジメントが原因で職場の主要メンバーが次々と退職していった場合に最悪のケースも考えられます。

 

マイクロマネジメントされるのが好きという奇特な方も中にはいるので、そういった方は逆に働きやすいかもしれないですが、基本的には余り受け入れられないマネジメント方法です。

 

それだけでなく毎日毎日、監視され続け、部下の前で叱責を受けることにより、マイクロマネジメントが原因で深刻な鬱に発展するケースもあるので指導者は十分に配慮しなくてはなりません。

 

職場にマイクロマネジメントをする人がいる場合(自分含む)の実体験から学んだ対処法も書いていきますので、チェックしてみてください。

「自分」がマイクマネジメントしてるかもって時の対処法

少なからず自分に当てはまる、もしくは職場にマイクロマネジメントの上司がいるという場合の対処法を書いておきますね、とてもシンプルで簡単ですのですぐにでも取り入れて見てください。

 

マイクロマネジメントを行っている当の本人は自分がマイクロマネジメントを行っているとは大抵気付いていないケースがほとんどです。気づいていても心配のあまり口を出してしまったり状況は様々です。

 

ここまで読んで下さっていて、当てはまるポイントがあった場合は、まずは部下を信用するというところから始めてみてはいかがでしょうか?

 

直接口を出したい時もその対象が中堅社員であればチーフに言ってもらうなど順序を守る事が部下の成長にも繋がり、結果的に自分は楽をすることができます。

 

部下に任せる事が出来るところは思い切って任せてしまいましょう!まだ起きてもいないリスクを恐れる余り1人1人を監視ししてしまうのは双方にとってプラスにはならないですから。

 

思い当たる節があるのであれば、まずはどういった行動、言動がマイクロマネジメントなのかという事、自己流で駆け抜けるのではなく、正しいマネジメント方法というのを理解する事が早期解決に繋がります。

上司がマイクロマネジメントの場合の対処法

とにかく上司は不安で仕方がないという事を理解してあげましょう。

 

これはあくまで私の経験談ですが、できる限り上司の不安を取り除く事が働きやすい環境に一歩近づくための絶対条件です。

 

具体的にはホウレンソウの徹底です。

 

ここまでしたくないと思うかも知れないですが、結果的には我慢し続けるよりはあなたの健康には良いはずです。

ポイント

  • 今日は何をするのか具体的に伝える
  • ちょっとした事でも聞かれる前に報告する
  • なにかをする前にはどんな事でも必ず相談
  • なにかミスをした場合解決案をもって相談
  • 1日の終わりに結果を報告する

行き過ぎた部分もあるかとは思いますが、要は上司の不安要素を消してあげる事が重要なので、最初は「なんでこんなに細かく報告しないといけないんだ。」と思うかも知れなません。しかしここは大人になり、何より自分自身が働きやすい環境を作る為だと思って実践してほしいです。

 

少なからず私は完璧にストレスが消える事はありませんでしたが、ネチネチ細かい事を言われる事は格段に減りました。

 

なにより、このマイクロマネジメントをする上司は、信用さえ得てしまえばなんて事はないってこと。上司は会社からのプレッシャー、責任によるプレッシャーからくる不安に押し潰されまいと本能的に行ってしまっているは自己防衛の様なものなのです。



マイクロマネジメントによりモチベーションは下がり、職場の空気は重くなる

マイクロマネジメントによりモチベーションは下がり、職場の空気は重くなる

新入社員からすれば、マネージャー自ら直接指導をいただけている、と解釈できるかもしれないですが、チーフや中堅の立場からすれば本来自分の仕事である部下の教育も、自分を飛ばして直接その部下へマネージャーから指導がいく為、自分にはマネジメントの力がないと錯覚すしてしまいます。

 

それだけでなく、チーフ以下のマネジメントを学ぶという機会まで奪われるわけです。

 

チーフ以下は居ても居なくても同じだという感覚に陥ってしまうんですよね、また、細かい報告を求められる為、仕事の効率は落ち、部下のモチベーションは落ちていく一方なのが手に取るよう様にわかっていただけるかと思います。

 

事実、その時の職場はそうなっていました。

 

これが続くと、職場の空気はどんどん重くなり、社員から覇気がなくなっていき、チャレンジ精神が損なわれていきます。マイクロマネジメントは「リスク」を極端に嫌います。

 

新しいアイデアがあっても大抵は却下されますし、細かいミスにも指摘が入ってきます。こうなるといかに「ミス」しないかに焦点が絞られます。言い換えれば、いかにマネージャーから怒られないようにするか。

 

こんな状況で職場の士気が上がるわけもなく、ちょっとしたことでも小言のように突かれていては正直、心も折れます。私はポッキリと折れました。




まとめ:お互いの信頼関係が構築できればマイクロマネジメントはなくなる

まとめ:お互いの信頼関係が構築できればマイクロマネジメントはなくなる

マネジメント方法は人それぞれ違い、それぞれに良さがあります。マネジメントに関しては数々の書籍化もされています。

 

それだけ多種多様なマネジメント方法がある訳ですので、職場・人に合わせたマネジメントが必要になるのですが、一律に監視するマイクロマネジメントだけはNGだと言わざるを得ません。

 

組織、人が変わればマネジメント方法も変わってきます。その時にできる、考え得る最高のマネジメントが必要となるので、経験がものをいうわけですが、マイクロマネジメントと呼ばれる最悪のマネジメント方法がある、ということだけでも頭の片隅に置いて置いてください。

 

知ってるのと知らないのとでは対処法は変わってきますからね。

 

目標予算を達成に導くというのがマネージャーの仕事ではありますが、その前の目標予算を達成するのに必要不可欠な仲間の事を考えなければいけません。

 

予算という数字を手段を無視して追っていくのではなく、チーム一丸となって目標へ向かっている。1人1人が同じ方向を向いて進んでいる、こういったチームを作り上げていけば自ずと部下から慕われ、部下のモチベーションも上がり、全員が成長できるチームになるのではないでしょうか。

 

逆に自分が仕事ができなさすぎて、細かく監視されているケースもありますので、その辺りは普段の自分の行動を見直す必要があります。上司だって好きこのんでマイクロマネジメントをしている訳ではないですから。

少しでもマネジメントに興味がある方は下記の書籍がおすすめできるので時間があるときにでも是非。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-社会のこと|コラム
-, ,

Copyright© ヒロローグ , 2019 All Rights Reserved.